Terminal Velocity (1988/再発?)

83年にLAで結成された5人組の1stに続くEPで、ベースのSandy以外が交代。今さらながらメンバーはSteve Gaines (Vo, Ex-ABATTOIR), John Lisi (Gr), Earl Mendenhall (Gr), Sandy K. (Ba), Craig Kasin (Dr)。ABATTOIRっぽいラフなパワーメタル色を残しながらも、サウンドは化けたというかこれはもう別バンドです。Steveのワイルドなヴォーカルはシャウトも実に堂々としてて安定したパフォーマンスですし、ギターソロを中心にプレイもスピードメタルを熟知した内容でノリも抜群。この時代ですからスラッシュ度はアップしてますし、アンサンブルも驚くほどタイト+WRRらしいプロダクションの悪さもかえってラフでよし。最初に聴いた時はタイトル曲のあまりの格好よさに驚きました!EPだし一気に聴けます。


後にJohnはRECIPIENTS OF DEATHに参加、そしてその後、SandyとLAST RITESを結成。ドラマーのCraigはNITROに加入。