ACID DRINKERS

Are You A Revel? (1990)

1986年にPoznaで結成された4人組の1st。超テクとまではいいませんが、プレイはかなりタイトで、特にかなりシャープかつ正確なギターが○。嫌味にならない程度のブラッキーなジョーク、ファニーな雰囲気をフィーチャーしながら、バックコーラスを中心に、実にイキのいいサウンドで聴いていて爽快。ドランクなvoもバンドにあっていますし、いいリフ、フレーズもたくさんあるクロスオーヴァー。

Dirty Money, Dirty Tricks (1991)

クロスオーヴァー度がさらにアップした2ndで、パンク、ファンク、ブルーズもフィーチャー。相変わらずアレンジもいいですし、ギターソロにも十分個性を感じますが、今回はイマイチかな、、、。


CREATION OF DEATH

Purify Your Soul (1991)

TURBOACID DRINKERSのメンバーによるプロジェクトの唯一の作品。確かに後期TURBO, ACID DRINKERSっぽいですが、初期デスメタルの影響も感じるサウンド。ただデスメタルといってもリフのライン、voがちょっとデスっぽいだけで、実際プロダクション、プレイ、楽曲はスラッシュメタルなのでご安心を。テクニカルでもありますが(この辺はWOLF SPIDERっぽい)、オーヴァープレイしないので聴きやすいサウンド。正直これといった曲はありませんが、弾きまくるソロを始め、リフ、フレーズにはユニークなものが多い+ポーランドらしいへヴィネスもポイント。ただプロジェクトなのでテンションは本家よりちょっと落ちるかな。


DESTROYERS

A Night Of The Rusty Queen (1989)

85年に結成された4人組の1st、イングリッシュヴァージョン。DESTRUCTIONっぽい手数の多いリフに、ファルセットを多用したvoがのるスピードメタル寄りのサウンド。スラッシュパートももちろんありますが、展開、アィディアの多いスタイルはTURBOっぽくもあります。辺境地臭、アングラな雰囲気もたっぷりないかにも当時のポーランドらしいグループ。9曲のボーナスをプラス。 


HAMMER

Terror (1992)

5人組の2nd。プロダクションは良好、プレイもグッド、でも曲がつまらない、という例のパターン。レヴューなので何度かリピートしましたが、やっぱりダメ。太ったYngwieにソックリなvoが一番インパクトあります。


HELLIAS

Closed In The Fate Coffin (1991/再発2004)

1987年に結成された5人組の1stフルレンス。リフ、フレーズともにメロディを意識したスラッシュよりのパワーメタル。スピードナンバーは少ないですし、落ち着いた作り+特筆すべきポイントもありませんが、素直にいい曲を書いてますし、実際安心して聴けるピュアサウンド。荘厳な雰囲気も○ですし、たまに聴く分にはいいかも。再発盤は1st EPNoc Potepienia(1988) (母国語で歌ってて、コチラのほうがオススメ)と"The Pray "のライヴビデオをプラス。

Revenge Of Hellias (1988/2008)

88年の同名1stデモを、Nuclear War NowCD化したもの。そのデモ8曲+マルチメディアトラック(PCで再生可の動画)5曲=13曲入。普通ならコッソリと演りそうな超シンプルなリフを、堂々とプレイ!同じくNWNからリリースされていたTUDORみたいなレトロなタイプで、プレスラッシュメタルな雰囲気が濃厚ですが、voは吐捨ですし、スピードナンバーもあるのでご安心を。ソロも気持ちはわかりますが、テクが追いついてない+辺境地臭がタップリありますので、NWNのオーナーが発掘していなかったら、永遠に埋葬されていた気もしますけど、要はスピリットだと思います。ポーランドらしいメタルラヴな雰囲気も濃厚ですし、実際いいリフ書いてるので、クサレ、ピュア好きな方はお楽しみ下さい。ダークな雰囲気も個性的


KAT

666 (1986)

79年に結成された5人組の1stフルレンス。初期TURBOIRON ANGELをプラスした感じのスピードメタル。シンプルですぐに書けそうなリフを中心に、やっぱり安心して聴けます。いわゆる普通のHMもありますが、EXCITERとか好きならOK。


MAGNUS

Scarlet Slaughter ()

87年に結成された5人組、92年にリリースされた音源に、6曲のボーナストラックをプラスしたコンピレーション。BLESSED DEATHばりのファルセットシャウトでスタートするあたり、かなり怪しいですが、その中身は→そのファルセット、ワイルドな吐捨を使いわけるVo、ファズりまくったリフ、初期KREATORばりにグダグダなソロ、シンプルに爆走するリズム隊、という内容。80'sブラック、初期SLAYERにも通じるサタニックな雰囲気も○ですし、サウンドは違いますが初期SLAUGHTERっぽいテンションも○。voTom Arayaを意識、ということで本人達はSLAYERを目指していたと思いますが、もっとカルト、アンダーグラウンド色が濃厚なグループ。ポーランドのバンドらしいメタルラヴな雰囲気も○。


MERCILESS DEATH

Holocaust (1992/再発2009)

92年の同名デモに、88年のライヴをプラスしたトータル11曲。ヴァイオレントでストレートなSLAUGHTER風暴走スタイルから、構成、リフワークで聴かせるスタイルに変身。リフのセンスは確実にアップしてますし、デモ時代のVADERっぽい雰囲気もあったりします。要所でキメるスラッシュパートもグッド!マルチメディアビデオで"The Last Hour"TVライヴ(棒立ちでプレイ!しかもドラムレス!!)をプラス。こちらも必見!


QUO VADIS

S/T (1992/再発?)

88年に結成された4人組の1stフルレンス。初期SLAYERの影響が濃厚+スピードチューンがほとんどでこちらもオススメ。チェコっぽいvo、南米っぽくズレるドラミングにもニンマリ。再発はボーナスとして1stデモ「S/T」をプラス。


THRASHER DEATH 
Slaver (2011)
80年代のデモをまとめたコンピ。ポーランドにはSLASHING DEATHというバンドもあってなんかややこしいですが、こちらも同郷のMERCILESS DEATHを彷彿とさせるextremely raw thrash metal。アホなvoを中心に血の気が満載で、当時のシーンの異様な盛り上がりを十二分に体感出来る内容です。やっぱりアホですが、コーラスにフックのある"Ave Destruction"を中心にいい曲書いてまして、このバンドも決して侮れません。なんとVADERも彼らの楽曲をカヴァーしている事実を考慮すると、デモ止まりながらも当時のポーランドでは影響力のあったグループと思われます。ちなみにyoutubeに当時のライブビデオがアップされてますが、彼らはもちろんのこと、バカみたいに暴れまくるキッズの陶酔ぶりは必見!


TURBO

Kawaleria Szatana (1987/再発?)

1980年にPoznaで結成された5人組の4th。プレスラッシュメタルというよりはHMですが、吐捨中心のvo、ノイジーかつへヴィなギターはアピールします。ギターもセンスよく荘厳な雰囲気もあったりしますし、ラストのMAIDENishなインストもグレイト!

Alive (1987/再発1999?)

5th。名作4thKawaleria Szatana」からのナンバーが中心なライヴ。プレイを含めてかなりラフですが、哀愁のあるメロディをストロングに表現+臨場感も十分です。「Last Warrior」のナンバー(タイトルはポーランド語)も収録。尚この作品は7thとのカップリング。

Ostatni Wojownik (1987)

すべて6thLast Warrior」に入っているナンバーで、こちらはポーランド語ヴァージョン。ティク違いなので(というかこちらがオリジナル?)、ソロやドラムパターン等の微妙な違いを楽しめる、彼らのコアなマニアならともかく、6thを持っていれば十分でしょう、、、。

Last Warrior (1988/再発1999)

ギターを中心にテクニカルかつ完全にスラッシュ化した6th。正直終始絶叫するvoが正直苦手ですが、いいリフ/フレーズが満載で、こちらも要チェック。MAIDENishなツインリードもやっぱり○。プロデュ―スはHarris Johns

Epidemic (1989/再発1999?)

7th。丸みのあるトーンでランニングするベース、複雑なリズムのおかげで、テクニカルスラッシュ度がアップ。変拍子もスムーズにプレイしており、実にスリリングな仕上がりです。ただ唯一気になるのが、voのメロディ。歌ってるのは全然構いませんが、センス悪し。

Dead End (1990/再発1999?)

ギターのWoytekと、ドラムのTommy G以外のメンバーが交代(新加入のギターがvoを兼任)した8th。コンセプトアルバムっぽく、コアな仕上がり。一番スラッシュしてますし、テンションもこの頃がベスト。アクセント的なキーボードも悪くありません。

One Way (1991/再発1999?)

ギターのWoytek以外のメンバーが交代した9thWoytekvoを兼任)。手数の多いリフが特徴でしたが、こちらではリフはかなりシンプルに。voも変わった分なんだか別バンドみたいですが、依然アグレッシヴかついい曲も多いのでこちらもオススメ!

2001年に再結成。


WOLF SPIDER

Kingdom Of Paranoia (1990)

TURBOのドラマー、Tommy G.が1985年にPoznaで結成したプロジェクトの2ndvoが歌う分パワーメタル寄りですが、手数が多くて、ラインの激しいリフはスラッシュメタル。変拍子も頻繁に出てきますし、プレイも割とテクニカルな点は、7thの頃のTURBOを彷彿。正直これといった曲はありませんし、印象的な歌メロがあるわけでもないですが、フレーズ単位で楽しみましょう。

Drifiting In The Sullen Sea (1991)

基本は同じですが、さらにプログレッシヴかつアヴァンギャルドになった3rd。相変わらずギターもkoolですが、フュージョン風のスラップも登場するベースが最高!ポイントが増えた分、1stより評価出来るアルバム。特に変調が素晴らしいタイトル曲が○。