A.R.G.

One World Without The End (1991)

87年に結成された4人組の2ndMilleっぽいvoをフィーチャーした中期KREATORライクなサウンド。これだけなら単なるrip offですが、彼らの場合メロディックとまではいきませんが、北欧らしい叙情性を上手くミックスしていて個性を感じます。プレイを中心にバンドとしての実力もありますし、いいリフを要所でキメてます+長尺(タイトル曲は12:12)のナンバーにもチャレンジ。スピーディーな⑥、⑩が特にオススメです。ちなみにA.R.G. とはAncient Rotten Graveguardsの略。


ANTIDOTE

The Truth (1992)

1990年にヘルシンキで結成された4人組の1st。クランチの十分効いた鋭角的なリフ、Michael Coonsを彷彿とさせるメタリックvo等、しっかりとパーツの揃ったグループ。これほどのレべルだと「ドラマーがもっとシャープなら!」と思いますが、ベースがしっかりしているのでOK。やはりというか北欧らしい展開もありますが、決してメロウオンリーではないですし、ミドルの曲でもしっかりと聴かせてくれます。STONEとか好きな人にもオススメ。

Total (1994)

片方のギターがPete Elorantaに交代した2ndで、ミックスをSTRATOVARIUSTimo Tolkkiが担当。リフの刻みはスラッシーですが、ほとんどがミディアムなので、かなりパワーメタル/HMな内容。プロダクションを含め90'sの臭いが強く、アメリカのバンドなら、単なるモダン系になりそうですが、普遍的なメタルの要素がベースにしっかりとあるので、違和感のないサウンド。プレイはとてもタイトでバンドの成長を感じますし、この手にしては歌メロ、コーラスにも工夫を感じる+1stよりも北欧らしい美しいメロディがアップ。ただこれはちょっと落ち着きすぎだな。


DAMAGE

The Immortal Death (1987)

84年に結成された四人組の唯一の作品。voDave Mustaneをダーティにした感じですが、肝心の楽曲はあまりメタルっぽくない、というかほとんどパンク。ということでスラッシュじゃないよこれ。パス。


DETHRONE

Let The Day Begin (1989)

1988年にTampereで結成された4人組の1stフルレンス。北欧らしい透明感のあるソロ、まるで初期スラッシュのような勢い、ストレートさはポイントですが、肝心のリフは平凡というのか、実に単調。先行シングルにもなった、スピードメタリックな"Black Dawn"がハイライト。惜しい。


FAFF-BEY

Birthday (1991)

4人組の3rd。全体的にはミドルが多くて物足りなく感じますが、トップやラストのタイトルナンバー、ボーナスの⑪は必聴。ナチュラルなギターサウンド、キレのいいリフ、タイトなプレイにもバンドの実力を感じます。フィンランドを代表するグループと言っても過言ではありません。


MORNINGSTAR

Rivendell (1995)

89年に結成された彼らの1stフルレンス。6弦を多用したリフにCELTIC FROSTの影響を感じますが、正直こちらのほうがセンスは上だったりします。それとキーボードを使っているスラッシュバンドはありますが、彼らはなんとハモンドオルガン!これが以外とハマっています!90'sブラック色もちょっとありますし、アィディアが豊富な分、ピュアなスラッシュではありませんが、この個性はユニーク。キレの悪いプレイ、この年とは全然思えないプロダクションも、80'sスラッシュ好きにアピールします。WRRが目をつけただけあって、カルト色も濃厚。

尚再発盤は1st EPAs The Wolves Howl,,,(1995)をプラス。

Inside The Circle Of Pentagram (The Young Pagan Hearts) (2005)

1stデモ「Obsucure Aurora Above Us(1992)に、2ndデモ「Inside The Circle Of Pentagram(1993)と、91、93年のリハを加えたコンピ。なぜか1stフルレンスよりもサウンドが新しい(90'sブラックっぽい)のが不思議ですし、時々ブラストしますが、ベースはオールドスクールなので、それほど違和感ないと思います。曲作りのセンス、バンドとしての個性もすでに確立されつつありますが、個人的には1stのほうが好きだな。


PROTECTED ILLUSION

Watching The Wake (2008)

88年に結成された5人組の、88~91年の音源をまとめたコンピレーション、28曲入。SLAYERライクスラッシュメタル、80'sブラック、クロスオーヴァー等、曲によってバラバラですが、センスがいいので聴けます。ダーティなvo、個性的な曲作りも○なオブスキュアバンド。フィンランドも層が厚かった!


VENDETTA

Search In The Darkness (1986/再発)

ヘルシンキで結成された4人組の唯一の音源でEP。名前のせいで期待してしまいますが、中身は→R 'N' R色の強いスピードメタルで、ジャケ通りちょっとパンキッシュ。うーんFINGERNAILSっぽい、というかvoを含めて初期BROKEN BONESに似てますね、このバンド。ま、彼らと同じくちゃんと刻みますし、②④のリフなんてしっかりとアピールします。ラフなプロダクション、プレイもバンドのカラーにあっていますし、パンクなvoも○。