ACID STORM

Why? ,,, Dirty War (1989)

1986年に結成された5人組のパワー/スラッシュバンドの1stミニ。ひとことでいえばベイエリアタイプのパワー/スラッシュですが、単なるマネでは決してなく、かなりのポテンシャルを感じるサウンド。十分にアグレッシヴながらも、フックのあるリフ/フレーズの、センス、バランス感覚も◎ですし、FORBIDDENRussっぽいヴォーカルも悪くありません。これほどのレべルですとフィルインで変に冒険してしまうベース、バスドラムのズレが気になりますが、デビュー作にしてこのバンド、すでにタダモノではありません。要チェック。

Biotronic Genesis (1991)

ヴォーカルとベースが交代した2nd。新加入のヴォーカルは、FORBIDDENRussと、John Cyrissを足して、ヘタウマにした感じで、ブラジルの中ではユニークかつ中々の逸材。楽曲のアイディアも驚くほど豊富になり、予想を裏切りつづける展開にはただただ圧倒されます。完全には消化されてませんが、プログレッシヴかつテクニカルにもなっており、これはスラッシュだけでなく、HM好きにも十分アピールする内容だと思います。WITCHHAMMERのような女性コーラスや、パーカッションの入れかたにもセンスを感じますし、rawですがギターソロはAlex Skolnickっぽかったりもします。


AGRESSOR

Kill Or Die (2001?)

1982年に結成されたトリオの88年の2ndデモをLPにしたもの。結論から先にいいますが、100%南米なevil thrash metal、ということで完全にストライク。当時のブラジルには多かったタイプですが、特に似たバンドが思いつかないのは、やっぱり個性的なんでしょうか?まるでHCのようなプロダクション、ドタバタプレイで爆走するドラム、rawに刻みまくる、ポイントをしっかりと押さえたギターに比べると、ヴォーカルは弱いですが、それも大して気にならないほどの出来。とにかくリフを中心とした、あくまでもスラッシュにこだわった作り+終始ハイテンション、しかも素晴らしい展開が多いので、一気に何度でもリピート出来る作品。ペラペラしたギターソロも○。このバンドも要チェック。


ANTHARES

No Limite Da Forca (1987)

1984年にサンパウロで結成された彼らの1stで、全体的にはspeed metal寄りのサウンド。voを中心にいかにも南米らしい仕上がりですが、初期DEATHROWっぽい雰囲気もあったりして、テンションが確実にあがります。特にリフワークが優れてますが、CHAKALっぽいギターソロもグッド。


ANTITESE

S/T (1989)

1984年にサンパウロで結成された4人組の唯一の作品。1stの頃のWITCHHAMMERっぽいスタイルで、当然というか気に入りました。無駄のないシンプルなサウンド、アコースティックギターの導入も正解ですし、楽曲に"Thrash"とネーミングするセンスもたまりません。露骨にMETALLICAをパクってしまった部分もありますが、曲自体はかなり格好いいので、これまた南米好きならずともチェックしてみては?メロディアスなソロ、低音で吐捨るヴォーカルも○。


ARMAGEDOM

Silêncio Fúnebre (1986/再発2003)

1982年に母体が結成された4人組のハードコアバンドの1st。スペイン語の語感が強烈なヴォーカル、やはりファズがかったギターともに、ポンコツなタイプで、とにかく初心者同然の滅茶苦茶ドラミングは圧巻(SODOMChris先生より凄い)。で、肝心の曲ですが、当時のブラジルのカオスをそのまま表現したかのような、これまた過激なスタイルで、時代を先取りした感もあったりして、異様に存在感のあるサウンドです。好き嫌いは極端に分かれると思いますけど。


ATTOMICA

Limits Of Insanity (1989)

1985年に結成された4人組の2nd。この頃はベースのAndreがヴォーカルを兼任しており、しかもファルセットを多用した歌うタイプ(ちょっとジャーマンっぽい唱法)+曲の構成を含めて、スラッシュというよりはスピードメタルなスタイルで以外。素材を生かしきっておらず、全体的にはあと一歩、といった感じですが、この懐かしいピュア路線も悪くありません。そうそうユニークなリフの刻みも○。

Disturbing The Noise (1991)

専任ヴォーカリストとしてFabio Moreiraが加入、片方のギターがJoao Pauloの兄弟Joao Marcioに交代した3rd3rdの頃のSEPULTURASLAYERを足して割った感じの、スラッシュをプレイ。リフの刻みは相当こなれてますし、スリリングなオカズを叩くドラムを中心に、演奏力も格段にアップ。最近のデスラッシュばりに爆走しますが、サウンド自体は完全にスラッシュなので、そういった意味でのバランスもいいですし、ヴォーカルの声質がMax Cavaleraとは違うので得ですね。"Deathraiser"は必聴!


CERBERO

Live At The Rainbow (2005)

80年にサンパウロで結成された彼らの、83年のライヴ、10曲入。時代を含めてスピードメタルではありますが、汗水垂らしながら、おもいっきりプレイしている姿が想像出来るほど、勢いのあるサウンド!!!リズム隊を中心とした力技なプレイ、ブラジルらしいカオス、不気味なな雰囲気のせいで、今聴いてもかなりへヴィに聴こえます!!ということで、時代を先取りした感もあったりします。koolなリフも多いですし、ヘドバン必至なkillerなバンド!!ブラジルらしい哀愁のあるドラマティックな展開も 


CHAKAL

Abominal Anno Domini (1987/再発2002)

ドラマーのWizを中心に1985年初頭Belo Horizonteにて結成された5人組の1st。プレイはもちろんというかラフで、ギターはガチガチなピッキングですが、ソロは以外にもオリエンタルなラインだったりして、個性的+kool!!!Jason Lives"というタイトルからして、サウンドはB級ホラー映画みたいにチープかつダークですし、デスVoじゃありませんが、bestialに咆哮するKorg(元MEGATHRASH)のヴォーカルも、スローな吐捨が個性的+物凄いオーラを発散しています。血がそうさせたのか、ドラミングにサンバキックが出てくるのもユニークですし、磨けば光る本格的な個性はポイント。尚この作品は2002年にリリースされた「Deadland」とのカップリングで、88年にリリースされたシングル「Living With The Pigs」をプラスしている

1989年にKorgは脱退し、元SEPULTURAJairoとともにTHE MISTを結成。

The Man Is His Own Jackal (1990)

ギターのMarkとドラムのWizz以外のメンバーが交代した(ヴォーカルは新加入のベースが兼任)2nd。そのヴォーカルですが、ごく普通の吐捨で、前任のKorgが強烈すぎた分、物足りなさを感じる+なんかCHAKALっぽくないですが、やっぱりCHAKALなんです!!ということで彼らの特徴は、独特のリフ、ソロ(タメすぎるチョーキング!!)、ドラミングにあるんですね。以前よりアレンジ、曲作りがアップしていて、メリハリの効いた作りになってますし、古きよきCogumeloの臭いが濃厚+おどろおどろしさも、以前ほどではありませんが残っています。

再結成し2002年に「Deadland」をリリース。


DORSAL ATLANTICA

Ultimatum (1985/再発?)

リオ・デ・ジャネイロ出身のトリオのMETALMORPHOSEとのスプリット。この頃はスラッシュ以前のパワー/スピードメタルでして、実際"Heavy Metal"なるナンバーもあったりします。独特の手数の多いギターは、この時点ではいたってシンプルであり、運動量はベースのほうが多かったりするのはいいとして、すでに独特な雰囲気/個性はありますし、アクの強さもすでに強烈。メンバーも当時らしくメイクしてますし、ヴォーカルもファルセットでシャウトしたりと、こういった若いDORSALも悪くないです。ちなみにMETALMORPHOSEはヴォーカルが変態すぎる、かなりのクサレメタル。

Ultimatum Outtakes 1982 - 1985 (?)

リハーサルやライヴを収録したコンピレーション。上記のUltimatumとかぶっている曲も多いですし、内容もほぼ一緒。

Antes Do Fim Depois Do Fim (1986/再発2005)

ファルセットのシャウトやリフワークに、以前のようなスピードメタル的スタイルも残ってはいますが、この作品でDORSALは方向性を確立したと思います。とにかく余計な御託をならべるのがバカバカしいほどの反則的格好よさ!!!!特に一気に爆走する前半は最高!!!クサいソロも面白いですし、確実にブラジリアンスラッシュのベスト5に入るアルバム。

Cheap Tapes From Divide And Conquer (1987)

1stに続くEP。手数が異常に多いリフは、今聴いてもかなりのインパクト。しかもただアグレッシヴなだけではなく、ブラジル独特の哀愁も、タップリ感じられてもう最高!ベースもかなり頑張ってます+サウンドの広がりというか雰囲気も抜群です。。後期はよくわからないバンドになってしまいましたが、彼らはこの頃がベストですね。

Dividir And Conquistar (1988/再発?)

88年2nd。独特のアグレッシヴなサウンドが、冴えまくるアルバムで、この頃から哀愁のあるあのDORSAL節が開花!!!リフの手数がアップしているのもポイントですし、アルバム単位で聴かせる構成も◎。Voを中心とした不気味な雰囲気、他のバンドでは決して味わえないオリジナリティを、お楽しみください。もちろん南米好きはマストな名盤!!スイマセン、好きすぎてマトモにレビュー出来ません。再発盤は7曲のボーナスを追加。

Musical Guide From Stellium (1992)

4th。全盛期のSEPULTURAに、これまた同郷のWITCHHAMMERっぽいリズムをプラスしたスタイルに変化。ギターの刻み、ドラムパターンに、ブラジルらしいナマリがありまして、意識的というよりは血がそうさせたんでしょう、ということでユニークな作りです。メロディアスでテクニカルなソロも○ですし、いい曲が多いので、こちらも要チェック。SEPULTURAが失速していったこの時期に、ブラジルの底力を見せつけてくれる作品。

Pelagodiscus Atlanticus - The Old, The Rare, The New (2002)

1981年から1999年まで活動していた彼らのライヴ、デモ、インタヴューなどをまとめたコンピレーション。2ndDividir And Conquistar」収録のナンバーとかは、滅茶苦茶格好いいですし、86年頃のナンバーも、evilかつちょっとサタニックな初期スラッシュで、素直に楽しめます。ただ時代に合わせたのか、スラッシュ→デス/グラインド→モダンへヴィネスと、スタイルを器用にシフトしているのが残念、、、。


EXECUTER

Rotten Authorities (1991)

1987年にAmparoで結成された4人組の1stフルレンス。ジャケットがハードコアっぽい+メンバーがMORBID ANGELのシャツを着てるので、聴く前は実際不安でしたが、ヴォーカルを含め、スラッシュ以外の何物でもないサウンド。速いスラッシュビートでも、ドラムはスネアの倍でハイハットを叩く+つっこんだタイミングで○ですし、バンド自体も終始、パワーを供給してくれます。アルバムを通して特にこれといった曲はありませんが、バンドの実力は完全に平均以上。雰囲気はブラジルというよりは、We biteを中心とするドイツのHCがかったスラッシュバンドに近かったりする点もユニークです。


EXPLICIT HATE

AView Of The Other Side (1988)

リオ・デ・ジャネイロで86年に結成された彼らの1stフルレンス。Milleっぽい狂ったヴォーカル、チリチリとファズりながらも、しっかりと刻むギター、南米らしいドライヴ感のあるシンプルでドライなサウンドのドラム、というハイクオリティサウンド!!!!MUTILATOR80'sブラックをプラスしたスタイルで、初期SEPULTURAにも通じる格好よさがあります!!!時折CHAKALにも通じるブラジル独特の哀愁もありますし、PANIC (Bra)に勝るとも劣らない出来で、これは間違いなくマストです。いやーそれにしてもブラジルのバンドは期待を裏切りません。


EXPULSER

The Unholy One (1992/再発?)

1989年にLabrusで結成された4人組の1stフルレンス。サタニックで卑猥な歌詞、宗教的というか仰々しい雰囲気に、初期SARCOFAGOの影響を感じますが、もっとマトモなサウンドで、ヴォーカルを含めてHEADHUNTER D.C.に近いタイプ。これがアメリカなら普通のデスメタルなんでしょうけど、当然というか、南米色が強いですし、この手のアメリカのバンドよりはスラッシュ寄りなスタイル。正直似た曲が多いですし、個性的でもありませんが、リフは素直にいいですし、中々楽しめるアルバム。尚再発盤は90年のBRUTAL DISTORTIONとのスピリットから3曲をプラス。


EXTERMINATOR

Total Extermination (1987/再発?)

1986年にBelo Horizonteで結成されたトリオの唯一の作品。まるでポンコツクラストのようなプロダクション(ベースがブイブイ鳴ってます)はさておき、初期SODOMに近い80'sブラックです。ドラムがほとんど聴こえないグチャグチャなプロダクション、ロウすぎるヴォーカルが、リズムを無視して咆哮、と変態具合が爆発。SODOMが子供に思えるほどプレイはバラバラ、というか何をやっているのか全然わかりませんが、ちゃんと聴くと、いいリフを書いていたりする+不思議な展開もあったりして、このバンドも侮れません。


GANGRENA GASOSA

Welcome To Terreiro (1993)

5人組の?。HCでして、ヴォーカルの声質を含めR.D.P.に似ています。MORDREDっぽいミクスチャーナンバーや、ジョークなサンバもあったりしますが、シンプルなリフが格好いいので、あまり違和感のない仕上がり。全体的にはスピード/パワー不足ですし、特にチェックする必要もありませんが、曲も当然というか短いですし、聴きやすいサウンド。


GENOCIDIO

S/T (1988)

1st EP。尚再発は当時のリハ、デモ、ライヴをプラスしたトータル14曲。全編でチープかつダークな南米thrashが爆発!sick as hellvo、グチャグチャなのになぜか印象的な楽曲、バラバラなリズムが一握りのファンを完全誘惑!ワーシップするマニアがいるのも頷ける、暗黒世界!

Hoctaedrom (1993/再発1999)

1986年にサンパウロで結成されたトリオの2nd。レヴューなのでジャンルをカテゴライズしたいところですが、曲によって初期デスメタルだったり、80'sブラック/スラッシュ、もしくはちょっと90'sブラックだったりします。しかも曲によってはそれらの要素がごちゃまぜ+宗教的雰囲気もあったりして、聴けば聴くほどわからない全く不思議なサウンドです。ま、VENOM"Countess Bathory"のカヴァーに違和感がないあたりは、80'sスラッシュがベースなんでしょうか?とにかく曲作りは素直にいいですし、オリジナリティに溢れたグループ。ちなみにスラッシュビートのハイハットのタイミングは3連だと思いますが、ナマリのせいで、そう聴こえないドラミングもかなり変態。


HAMMERHEAD

Shadow Of A Time To Be (1992/?)

サンパウロ出身の4人組の年1st。展開で聴かせるタイプで、リフのアィディアが豊富なので、インストでもしっかりと聴かせてくれます。ハイポジションのフレーズがいいベース、手数の多いドラム、ギャロップリフがkoolなギター、と演奏力もありますし、ストレートなファスト・パートはかなりの格好よさ!!!ソロの展開とかにブラジルらしい哀愁もありますし、バランスがよくて聴きやすいサウンド。オススメ!!!!ボーナスで89年のライヴ4曲、デモ「Bring The Hammer Down(1987)をプラス。


HEADHUNTER D.C.

Born,,, Suffer,,, Die (1991/再発2002)

1987年にSalvadorで結成された4人組の1st。ドラムはブラストしますし、ヴォーカルもbestialなデスVoと、スラッシュなシャウトを使い分けるタイプですが、リフ自体はプロダクションを含めてスラッシュです。ドラムはスラッシュビートでは爆走しますが、ブラストになるとそんなに速くない、というか他のパートより遅れている+スネアサウンドが控えめなので、ブラストが苦手な人でもOKじゃないでしょうか?ソロだけじゃなくてリフにも、キャッチーかつ明快な部分があったりするのもポイントですし、そのリフは実際CHAKALっぽかったりして○。音が潰れたプロダクションも強烈ですし、ダーティ南米フリークにオススメ。尚再発盤は「Hell Is Here(1989)と「Promo Tape 90」の両デモ、94、95年のライヴティクを1曲づつプラス。


HOLOCAUSTO

Campo De Exterminio (1987/再発2003)

1986年にBelo Horizonteで結成された4人組の1st。初期SODOMっぽい80'sブラックスタイル。ズレまくるドラム、プレイもSODOMっぽいですが、実際南米色がかなり濃厚なタイプです。スネアが裏に入っているのか表に入ってるのかわからない+小節を無視したプレイが強烈なドラムを中心に、プレイはやっぱりポンコツですが、キメがちゃんとあっているのは、とっても不思議!!!ちなみに機材なんて超チープで、特にドラムは左右のバスドラが違います、、、。インナーのヒトラーを中心としたコラージュ、バンド名、社会的歌詞のせいで、ネオナチ呼ばわりされていたようで、ご丁寧にもジャケットにコメントを載せて、それを否定。尚再発盤はコンピ「Lost Tapes Of Cogumelo」に収録されていた"Massacre"をプラス。

Negatives (1991)

3rd。サタニックな1stとは全然違って、4thの頃のVOIVODっぽいスタイルに変身。ということでプログレッシヴかつ奇妙なフレーズをフィーチャーしたスタイルになってます。ただプレイを含めてVOIVODよりはもっとラフなタイプですし、ヴォーカルの声質も違うので、得をしています。ま、リフのパクりはご愛嬌でしょう。Voのスタイル、社会的な歌詞に、HCの影響もアリ。


KORZUS

Sonho Maniaco (1987/再発1999)

1983年にサンパウロで結成された5人組の1st。いかにも南米らしいドラミング(スネアがタムに聴こえる!!)、ノイジーなギターに比べると、ヴォーカルはマトモなほうですが(SHAHっぽい)、ファルセットのシャウトを含めて、やっぱり南米らしいクセがあります。HCっぽいカオスな雰囲気も○ですし、SARCOFAGOSEPULTURAとは違う、タダならぬ個性もすでに発揮。

Pay For Your Lies (1989/再発1999)

2nd。大袈裟ですが"Brain Wash"なんてヴォーカルを含めてFORBIDDENのデモ?と思うほどクール。確かに他の曲は落ちますが、それでもいいリフは多いですし、プレイの向上も含めて「化けた!」といっても過言ではないアルバム。実際南米色は薄れましたが、メインストリームが好きな人にも、受けるサウンド、クオリティだと思います。BLACK SABBATH "Under The Sun"をカヴァー。尚この作品の再発盤は1stとのカップリング。

Mass Illusion (1991)

3rd。シャープなリフ、ベイエリアっぽいソロをこなすギター、複雑なリズムチェンジ、スピード感のあるフィルインを叩くドラマーを中心に、プレイは全盛期のSEPULTURAに負けないほどのクオリティ。楽曲はやはりというかSEPULTURAっぽくもありますが、単なるrip offではなくて、彼らなりの個性を感じますし、ヴォーカルは実際Max というよりは、CARNIVOREPeter Steeleと、WARPATHのヴォーカルを足して割った感じのワイルドなタイプ。特にユニークなサウンドではありませんが、リズムも南米らしいナマリが個性的。実際はSEPULTURAというより、プロダクションも含めて2ndの頃のINCUBUSに近いかな。飽きさせることなく、アルバム単位で聴かせるこの作品も要チェック。


LEVIAETHAN

Disturbed Mind (1992)

84年に結成された4人組の2nd。この年のリリースは微妙なものが多いですが、変なモダンさは全くないのでご安心下さい。ヴォーカルの声質、スネアサウンドを含めて、KORZUS1st2ndを足して割った感じのスタイル。正直あそこまで格好よくないですが、素直にいいリフが多いですし、ヘタウマながらも小技を効かせたソロも中々グッド。特にバンドとしての強烈な個性はないですし、南米としては地味+もっとストレートに攻め込んでほしいですが、南米好きなら楽しめるアルバムだと思います。


LOBOTOMIA

S/T (1986/再発2003)

1984年に結成されたブラジルはサンパウロ出身の4人組の1stARMAGEDOMと同じく日本のSpeed State Recordsからのリリース。こちらはARMAGEDOMよりメタリックで、スラッシーなHC。ブラジルらしいカオスな雰囲気はこのバンドにもありますし、リフ自体はほとんどスラッシュなので好感が持てるスタイル。ただ似た曲が多いので、後半はダレますが、、、。


METRALION

Quo Vadis (1988)

1986年にリオ・デ・ジャネイロで結成された4人組の1st1stの頃のMUTILATORにっぽいスタイルですが、ヴォーカルはオヤジ声ですし、あれほど格好よくはありません。個性的でもないですし、リフも普通+ソロは滅茶苦茶ということで地味ですが、十分に南米を感じますし、聴いている分には心地よいサウンド。ポンコツなドラミングにもニンマリ。

A Mosh In Brazil (1989)

ギターがAlexandreに交代した1stに続くEP1stはアメリカのバンドだったら、確実にNRRWRRからリリースされていただろうシロモノでしたが、ギターが交代したことで、別バンドに聴こえます。ただもっと酷くなったわけでは決してなく、テンションは確実にアップしてますし、ファストナンバーはMUTILATORとかにも通じるほどkoolな仕上がり。ドラムは相変わらず危険なプレイをキープしているのもポイントですし、実際いいリフが多い作りで、ベタなタイトルもまんざらではないと思います。欲をいえばヴォーカルも交代すべきでしたが、EPのせいもあって一気に聴けます。でもB②のPINK FLOYDのカヴァーは×。