ASPID

Extravasation (1992)

唯一の作品。展開を多用したテクニカル/プログレッシヴなスタイル。この手に必要な演奏力も十分にありますし、スラッシュパートをうまくアクセントとして活用!超テク集団とは違い、チームプレイを大切にした味わいにもニンマリです。後期TURBO, CREATION OF DEATH, WOLF SOIDER, CROWNEAR MEとか好きな方にオススメ! 


BLACK OBELISK

86-88 (1995)

1986年にモスクワで結成された4人組の1986年~88年の音源を、プロダクションから考えて、恐らく再録し編集したコンピ。ロシア語はわからないですし、トップの単なるHRを聴いて「ロシアのショップ!間違えて送ってきたな!」と一瞬疑いましたが、やっぱり注文したものでした、、、。HRが続くので「店の宣伝文句に騙された!」と嘆いてましたが、でやっとスラッシュ!でもリフの刻みがスラッシ-なだけで、ロクに疾走しないけど。


CROW NEAR ME

Zombie Television (1995)

4人組の恐らく1st。プログレッシヴかつアヴァンギャルドなスラッシュ。voはプログレっぽく囁いたりもして器用ですし、パーカッション、変拍子を上手くフィーチャーしておりバンドの実力を感じます。プログレといっても、WATCHTOWERみたいな変態系じゃなくて、反復リフを多用し組曲風に展開する王道パターン。実際スラッシュリフはアクセント的にバランスよく使っている程度ですが、Frank Zappaっぽいファニーな雰囲気もあったりしますし、結構ディープなグループです。1曲で44分弱!という作りも正解。


DAI

Vinoven Tem, Chto Zhiv (1995)

1995年にモスクワで結成された4人組の唯一の音源で、スタジオティクとライヴをまとめたコンピレーション。初期METALLICAっぽいパワーメタルですが、勢いが中途半端なスタジオティクを聴いて、物足りなくなりました。が、しかしライヴは初期スラッシュにも通じるテンションで、リフも全然格好よく、まるで別バンド。正直アルバムの作りに疑問を感じますが、このライヴだけチェックしてください。。


D.I.V.

,,,Still Alive (2002)

1987年にモスクワで結成された5人組のベスト。パワーメタル寄りのスラッシュで、3rdの頃のARTILLERYっぽい美しさもあったりします。実際ドイツのバンドっぽくもあり、Harris Jonesにプロデュースさせたらハマりそうなグループ。後期は残念ながらモダンになりますが、92年の1st「Mein Kampf」、88年のデモ音源は要チェック!バラードもあったりするのは、やっぱりロシアらしいポイントでしょうか。


FRONT

Mortal Surgery (1992)

1984年にSt. Petersburgで結成されたトリオの1stフルレンス。vo、ギターリフがデスメタリックですが、プロダクションはスラッシュしてますし、いいリフ多いです。へヴィな雰囲気はロシアというよりは、チェコのバンドっぽいのもユニークな点。ただあんまり聴くことないな。


KORROZIA METALLA

Orden Satany (1988)

1982年にモスクワで結成された4人組の3rd。バンド名は英語ではCORROSION OF METAL(メタルの腐敗)。プロダクションや楽曲はプレスラッシュメタルな趣ですが、リフの刻みはスラッシー。初期WHIPLASHっぽい展開もあったりしますし、ファストナンバーも多くて結構楽しめます。アグレッシヴなのにメロディもかなり意識しているあたりは、ロシアらしいポイント。サウンドの広がりを感じさせるフレーズも個性的。

Kannibal (1991)

6th。ミクスチャーというかクロスオーヴァーに変身。ACID DRINKERSっぽくもありますが、ただ単にセンスが悪くて×。ま、いいリフもありますど苦手。


KRUIZ

Cruise-1 (1986/再発?)

ギター(ヴォーカルを兼任)のヴァレリー・ガイナによって1978年に結成されたHMバンドの、KRUIZ名義でリリースされた1stで、このアルバムからトリオ編成になってます。時々ダメなジャーマンになりますが、スラッシュナンバーが1曲あるので許容範囲。プレイも中々上手くて、特にタッピングを中心にネオクラシカルな速弾き、泣きのフレーズをプレイするギターは○。トップのクラシカルなインストを中心に曲作りのセンスもたいしたものですが、実際は普通のHRが多いのである程度覚悟してください。ちなみに当時のソ連ではミリオンセラーを記録し、約1200万枚も売れたそう。再発盤は2ndの曲を3曲プラス。

S/T (1988/再発2003)

よりスラッシーなスピードメタルに変身した2nd。手数が多いリフ、テクニカルなソロともに最高なギター、アタックの強いランニング、フィルインもクールなベース、タイトなドラム、とハイテンションな内容。ギターが兼任するvoは正直オンチですが、へタウマながらもそのワイルドなスタイルは、パワフルなバックコーラスともに悪くありません。結構obscureなバンドですが、日本盤をリリースしている某メジャーバンドよりも、よっぽどいい曲を書いてます。とにかく十分にメロディアスながらもへヴィかつアグレッシヴ!尚再発盤は1989年の音源2曲と2002年のデモ4曲をプラス。


MASTER

S/T (1987/再発2002)

ARIAのメンバーによって1987年、モスクワで結成された6人組の1st。クラウス・マイネっぽいvoをフィーチャーした、アグレッシヴなパワーメタル。アグレッシヴなアプローチながらもギター、voともに十分にメロディアスなのは、ロシアらしいポイントでしょう。ただこの頃はスラッシュ度は低いです。個人的にはあのNEW TROLLSを彷彿とさせるナンバーに驚愕!尚再発盤はライヴトラックを1曲プラス。

S Petlei Na Shee (1989/再発2002)

2nd1stのようなジャーマンなアプローチは減り、ロシアっぽいアプローチを確立+スラッシュ度もアップ。ギターのフレーズにもポイントが多いですし、曲もコンパクト+ほとんどファストナンバーなので一気に聴けます。voのメロディセンスも抜群。ちなみにタイトルの意味は「首に輪をつけて」。尚再発盤はライヴトラックを1曲プラス。

Talk Of The Devil (1991/再発2002)

スラッシュ度が大幅にアップした3rd。特に今まで通り歌いながらも、吐捨てを取り入れたvoが絶品です!1st, 2ndもいいですが、スラッシュ好きはまずこちらからチェックすることをオススメします。特にタイトル曲が◎。"Paranoid"のカヴァーも悪くありません。再発盤はライヴトラックを1曲プラス。