ABOMINATION 

Tragedy Strikes (1991)

いわずとしれたPaul Speckmannが87年に結成したバンドの2nd。「今さら何を書くの?」といわれたらそれまでですが、ポイントはやはりMASTERとの違いでしょうか?ま、メンバーもかぶったりしてるので、ほとんど同じサウンドですが、それだと終わってしまうので→こちらのほうがドラムパターンを中心に、曲展開がちょっと複雑+オシャレというかアーバンなスタイル。もちろんクオリティは安心出来ますし、この作品もよいことに変わりありません。


ACRIDITY

For Freedom I Cry (1991)

1987年にテキサス州ビクトリアで結成された5人組の1stフルレンス。最初のインパクトは薄かったですが、聴くうちによくなるいわゆるスルメ。正直似たバンドが思いつきませんが(しいていえばヴォーカルがJames Hetfieldに似てる)、個性的なサウンドじゃないですし、特にこれといった曲もない+スネアが表に入って疾走するパターンが多いですが、オーソドックスかつ安心できるサウンドです。ギターのキレも中々ですし、ズレるものもドラムも結構細かくツーバス踏んで頑張っており、このテも好きなタイプ。ちなみにレコーディングは1988年。


ANGKOR WAT

When Obscenity Becomes The Norm,,, Awake! (1989)

1986年にテキサスのCorpus Christiで結成された5人組の1st。いわゆるテクニカルスラッシュですが、変なくどさ、とっつきにくさが全くないので、テクニカルという言葉を毛嫌いする方でもOKなバンドだと思います。プレイはもちろん上手く、特に滅茶苦茶ツボ+変態なリフをザックリとへヴィに刻み、これまた奇妙かつ個性的なソロをコンパクトに弾きまくるギターは◎。他のパートも個人技よりも、楽曲を大切にしたプレイで好感が持てますし、HCな臭いもあったりしますので、アルバムとしてのバランス感覚も申し分ありません。爆走パートはもちろんのこと、ミドルでも十分聴かせてくれるのもグッド。とにかく非常に個性的かつ意外性が満載な変態バンドで当然必聴。今聴いても全く古さを感じないサウンドです。ちなみにヴォーカルはSchmierっぽい。

Corpus Christi (1990)

トリオ編成になった2nd(ベースとヴォーカルはギターのKing BunnieEdith Bunkerが兼任)。リフの刻みは依然スラッシーですが、1stよりもアヴァンギャルドな要素は濃厚になってまして、もはやスラッシュの一言では済まされないサウンド。しかしトップのインダストリアルっぽい打ち込みナンバーはともかく、このバンドのコアは変わってないので、こちらも安心して聴けます。Jason Mcmaster脱退後、WATCHTOWERに一時参加していた、Mike Solizが歌う"Barracuda"のカヴァーが、一番インパクトあったりしますが、、、。


ANIMOSITY

Get Off My Back (1989)

1986年に結成された5人組の唯一のEP。ジャケットがあのINFECTIOUS GROOVESっぽくてその手のクロスオーヴァーと思いきや、中身は実に正統的かつへヴィなスタイルで、その格好よさに正直驚きました。特に個性的なサウンドじゃありませんが、フィルインはスピーディながらもリズムはちょっとタメぎみのドラムを中心に、プレイはラフながらもタイト、かつ十分に勢いを感じさせてくれます。5曲入なので一気に聴けますし、他の曲も聴いてみたくなるほどの素晴らしい内容。とにかくモッシュを完全誘発するタイトル曲は◎。


APPLE MAGGOT QUARANTINE AREA

Mutant Cats From Hell (1988)

シアトルで結成されたトリオの唯一の作品。プレイは安定しており、特にドラムはテクニカルじゃないものの、かなり正確に叩いています。ま、D.R.I.2ndにも通じるスタイルですが、こちらのほうが優等生な分、逆に落ち着いちゃってますし、彼らよりももっとパンクっぽい、ということであまり聞くことないな。



ARCHENEMY

Violent Harm (2008)

今をときめくあのフラッシーなバンドではなく、こちらは84年にロスで結成された4人組。で、こちらはHells Headbangersからやっとリリースされた、85,86年のリハをまとめたコンピレーション。リハもあってプロダクションはかなりチープ+初期SLAUGHTERにも通じるカオスぶりで、サウンドは違いますが、当時の南米にも匹敵する、かなりヴァイオレントなサウンド!!!Voも十分に狂っていますし、初期スラッシュまんまな勢いも完璧です。サタニック、80'sブラックな雰囲気もツボですし、実際いいリフが多い、ということで、あのかなりオブスキュアなUSバンド、RESISTANCEにも通じる格好よさ!!!!当時にしては限界、というかスピードもかなり速いですし、これは80'sマニアはマストです!!!!!壮絶!!!!ちなみにドラムのKenneth Loayzaは、この後BLOODCUMへ加入。


ARSENIC

Seeds Of Darkness (2006)

84年にブロンクスで結成された4人組の、85~89年デモをまとめた14曲入コンピレーション。全然スラッシュらしくないジャケで、正直引いてしまいますが、内容は→まず初期ですが、激チープなプロダクション、ほとんど初心者並のプレイということで、サウンドは違いますが、初期NECROPHAGIAみたいなカオスかつプリミティヴな内容。ということで信性マニア用ですが、後期は当時多かったSLAYERタイプに変身。ラフで勢い中心の初期スラッシュメタルな内容で、疾走パートはTHE HORDE OF TORMENTRECIPIENTS OF DEATHといった、当時の裏バンドにも肉薄するクオリティだと思います。オブスキュアマニアは要チェック。



CABAL

Midian (1990/再発2000)

NECROPHAGIAを解散させたKilljoyが中心となり、90年に結成された5人組の1stかつ唯一の音源。ご存知の通りKilljoyKILLJOYも結成しますが、こちらのメンバーも大体KILLJOYと一緒です。アーバンなスタイルに変身したものの、煮え切らなかったKILLJOYですが、こちらはDEMOLITION HAMMER1stに、MALEVOLENT CREATIONのようなフロリダ・スタイルをプラスしたサウンド。KILLJOYではChuck Billyのマネをして、見事にコケたKilljoyですが、こちらでは往年のBestialなシャウト、野太い吐き捨てを披露しており、しっかりと汚名挽回してますし、バックも初期デス一歩手前のスラッシュメタルで、パワフルかつへヴィ。ストレートなスタイルではなく、転調、展開が多いですが、いいリフ、フレーズが多いですし、バンドとしての勢いもしっかりとある内容です。ラストの8分の大作は、DEATHの美学に通じるものもありますし、これは当時モノを漁っている人にとって、やっぱり要チェックなアルバムだと思います。


CHEMICAL ANNIHILATION

Why Die (2009)

88年にオレゴンで結成された彼らのコンピで、CDには2本のデモ「Demo(1989), Why Die?(1989)DVDにはライヴ5曲を収録したCDDVD2ディスク仕様。へヴィでストイックなリフで、体育会系に攻め込むthrash metal!!Voの迫力も申し分ありませんし、へヴィネスを重視したリフワークもkool。チープな感じ、モタるドラムもグッドです。正直DVD付けるほどのバンドだとは思いませんが、obscure thrash maniacはやっぱりコレクトせずにはいられません


COVEN

Blessed Is The Black (1988)

84年にシアトルで結成された彼らの1st。クロスオーヴァー寄りのサウンドで、HMなナンバーや、この手にありがちなファニーな雰囲気もあったりしますが、スラッシュチューンはテンションが高く中々の出来。狂ったVo、シンプルなリフも○。


THE CRUCIFIED

S/T (1989)

85年にカリフォルニアで結成された4人組の1stフルレンス。ヴォーカル、ドラミングのスタイルはHC寄りですが、ギターはしっかりと刻んでいます。M.O.D.っぽくもありますが、あんなジョークっぽいタイプじゃなくて、あくまでもシリアスなサウンドですし、彼らよりも当然というかkoolな仕上がり。14曲入ということで、曲は当然というか短いですし、いい曲が多い+テンションも高いので一気に聴けます。バックコラースの入れ方もツボだし、こちらもオススメ。ちなみにクリスチャンバンド。


CRUELLA

Vengeance Is Mine Shock The World

86年にポートランドで結成された5人組の、89年1stと90年2ndのカップリング、ブートレッグ。Jason McMasterのなりそこないみたいなVoをフィーチャーした、割とへヴィなPURGATORYっぽいHM。実際楽曲、プレイを含めてユルいサウンドですが、スピードナンバーでは、別バンド?と思えるような、イキのいいテンションで、その辺がobscure maniacをアピります!!!個人的にはダメなジャケット、まるでNRR

バンドのような雰囲気を含めて、実に弱いサウンドであります。ちなみにベースはかなりのテクニシャン。