MACE

Process Of Elimination (1985)

1984年にワシントン州のEverettでギターのDave Hillisを中心に結成された4人組の1stA面、B面をFastFasterと分けていて、Fastのほうはメタルというより、ほとんどパンク。で、Fasterのほうは、2ndにも通じるよりメタリックなスタイルで、こちらのほうが当然好みです。ただ全体的にパンク色が濃厚なので、このアルバムはあんまり聴くことはないな、、、。

The Evil In Good (1987)

ドラムがDavid Koplerに交代した2nd。ほとんどリード状態のドライヴしまくりベース、リズムを無視したスタイル+アジティトが強烈なパンク寄りのヴォーカル、シモンズまで叩いてしまうドタバタドラム、ソロの入り方がヤバすぎ+ナキのソロまで弾いてしまうメタルギターと、バラバラな個性が大爆発。ギターとベースがユニゾンで攻めまくるインパクトありすぎなスタイルは、今聴いても古くない+十分刺激的であります。正直パンクが苦手な人はダメだと思いますが、これはもう完全にhistrical issue!!!!特に"Thinning The Hed"は◎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。one and onlyな変態グループにhail!!!尚1stとのカップリングの再発CDもアリ。

ギターのDave Hillisは後にプロデューサー、エンジニア、ミキサーとしても活躍し、ALICE IN CHAINSPEARL JAM等多数のアーティストを手がける。また元FEMME FATALEの女性シンガー、Lorraine LewisSNOWBALLを結成したりもしている。


MALFEITOR

1987 Demo (1987)

トリオのデモ(詳細は不明)。当時NRRからリリースされていたとしても何ら不思議のないサウンドで、汚さ=1stの頃のPOST MORTEM、勢い=AGGRESSIONevilness≧初期NECROPHAGIA、ということでこちらもヤバい。ドラミングはAGGRESSIONを彷彿とさせるラウドなタイプですし、シンプルこの上ないサウンドは、やはり初期スラッシュの伝統であります。テープおこしのせいかヒスノイズがありますが、それも「ワザとやったのでは?」と思わせるほどのスタイルで、ハマってます。


MALICIOUS ONSLAUGHT

Rebellious Mayhem (1992)

NYStony Pointで結成されたトリオの1stフルレンス。初期POSSESSEDをもっとコアにしたようなスタイル。といってもデスメタルというよりはチープなギターサウンドを含めて、こちらもやっぱり80'sスラッシュメタル。結構ポンコツなので正直リフが聴き取りにくいですが、よく聴くとしっかりといいリフ書いてる気がします。アメリカのバンドには出しにくい、evilかつダークな雰囲気、当時のスピードコアばりに爆走するスピードも○。ちなみに2ndでは当然というかデスメタルに。


MANTAS

Metal Before Death (?)

皆さんご存知DEATHの前身バンド(結成は1983年)の1984年2月、9月のリハーサルを各2曲収録したEP。メンバーはChuck Schuldiner (Gr& Vo), Rick "Rozz" Delillo (Gr), Kam Lee (Dr)で、ベースは流動的であったため不明。さすがにこの年ですので、スラッシュ以前のパワー/スピードメタルな趣ですが、曲によっては十分スラッシュ、デス(80年代)してます。ChuckのヴォーカルはDEATHとは違いスラッシーにシャウトしてますし、サウンドもあまりDEATHっぽくなくて、正直別バンドにも聴こえます。さすがというかこの頃からいい曲書いてますし、当時としてはかなりrawかつevil、ヘヴィなサウンド。なんかDEATHより好きかも。


MASSACRE

Infestation Of Death (?)

84年に結成された彼らの1stデモ「Aggressive Tyrant(1986)に、2ndデモ「Chamber Of Ages(1987)と、86年4月のライヴ6曲をプラスしたコンピレーション。ツバが飛んできそうなほどダーティなKam Leeのヴォーカル、ドタバタながらも安定感のあるBillのドラム、すでにリフ、ソロに個性を感じるRick Rozzのギター、という素晴らしい内容。初期SODOMにも通じるポンコツさも○ですし、バンドとしてのノリ、勢いも申し分ありません。


MAYHEM

Burned Alive (1986)

CDR+ジャケ裏には8曲入りの表示(オリジナルは13曲入り)、と思ったらCDプレーヤーでは12曲でカウントされます。全くわけのわからないCDMattのサインがジャケ裏に書かれているので、恐らくMattお手製のモノと思われます。
このバンド、NRRのコンピ「Speed Metal Hell 2」にも収録されていたので、ご存知の方も多いとおもいますが、そのコンピにも収録されたタイトル曲は、猛烈に疾走感のあるスピードメタルの名曲だと思います。こちらに収録されているのはコンピとティク違いで、正直コンピのヴァージョンのほうがrawで格好いいんですが、いい曲に変わりありません。個性的なリズムパターン、ドライヴするツーバスが印象的な凄腕ドラマー、弾きまくるソロを中心に、演奏は上手いですし、ストレートで勢い抜群なファストナンバー、パワフルなバックコーラス、パンキッシュな雰囲気もポイントです。この手にしてはヴォーカルメロディにも工夫が感じられるし、アレンジ力も中々なので、初期スラッシュ好きな人は気にいると思います。お遊びな雰囲気もあったりする+短命に終わったことを考えると、バンドというよりはMattのプロジェクトだったのでしょう。ちなみにバンドはその後POISON IDEAに発展、ヴォーカルのMattは後にDR. MASTERMINDを結成します。 


METAL ONSLAUGHT

Cease To Exist (1987)

1985年にシカゴで結成された4人組の1stフルレンス。ヴォーカルの声質といい、リフといいBLOOD FEASTっぽい。勢い、初期スラッシュまんまな雰囲気も彼らっぽいですし、こちらもしっかりといい曲書いてます。人種差別な歌詞が危ないけど。


MIDIAN

Thrashlogy (2010)

90、91年の3本のデモに、前身バンドMERCENARIのデモ、ライヴ、ビデオのマルチメディアトラックを収録した2CD仕様コンピレーション。Phil Rind(SACRED REICH)Bobby "Blitz" Ellsworthライクなvo、低音を中心としたリフ、かなりスピーディなリズム隊が、初期SACRED REICHを彷彿とさせるthrashをプレイ!バンドとしてもまとまっていますし、とにかくスピードにこだわった作りはROTTING CORPSEに通じる格好よさ!3rdの頃のDEATHROWをシンプルにしてPhilに歌わせたようなMERCENARIobscure maniacは要チェック!


MILITIA

Released (2008)

84年にテキサスで結成された4人組の、デモ、ライヴ、リ・レコーディングナンバーを含んだコンピレーション。スピードメタリックなリフに、テキサスらしい?ファルセットVoが乗っかる、ガッツィーなパワーメタル。3連のMAIDENishな展開、フレーズも、マニアのツボを押さえていますし、全然シンプルですが、どことなくWATCHTOWER1stを彷彿とさせる雰囲気もあったりします。ドラマティックな要素もありますし、SAVAGE GRACEにも通じる熱さもあるメタル。いいリフも多い+アィディアが豊富な点も〇。②が特にオススメ。


MORBID SAINT

Spectrum Of Death (1992)

ウィスコンシン州で結成された5人組の1st。アグレッション、プレイともに申し分のないグループで、DEMOLITIO HAMMERに近い感覚で楽しめる体育会系サウンドです。特に個性的なサウンドではありませんし、90'sブラックっぽく聴こえるVoが苦手ですけど、それは趣向の問題でリフを中心にこちらもハイクオリティ。

尚2005年の再発は92年のデモ「Destruction System」をプラス。


MORBID SCREAM

The Signal To Attack: 1986 - 1990

86年にテキサスで結成された4人組の2本のデモ「Demo 1(1987), Demo 2(1988)に、未発、数ヶ所のライヴをプラスしたコンピ。ヴォーカルはCARNIVOREっぽい感じのディープヴォイスで迫力十分ですし、プレイもグルーヴがあったりします。正直スピードはそれほどじゃないですし、スネアが表に入るリズムパターンが中心ですが、それがあまり気にならないほど、こちらもいい曲を書いています。全体的には落ち着いたサウンドで、ヴォーカルを含めてWARPATHっぽいタイプ。これだと物足りないな、、、という方には、テキサスらしい馬力に溢れたライヴがあります。


MYSTIK

The Plot Sickens (1992)

89年にクリーヴランドで結成された5人組の1stで、ドラムのKenny Easterlyは元PURGATORY。ヴォーカルの歌い方を含めて、FLOTZ2ndっぽい感じですが、元PURGATORYなだけあってもっとHM寄りなスタイル。そしてヴォーカルはErik A.K.ほど上手くはありませんが、単語の乗せ方とかもらしいですし、ちゃんと歌える中々な逸材。録レコーディングはドイツのせいか、一瞬ASSASSINっぽいフレーズもあったりする+雰囲気はヨーロッパのバンドに近いのも○。92年ですが、若干チープなプロダクションを含めて、雰囲気は完全に80s


NECROPOLIS

Contemplating Slaughter (1988)

1986年にジョージア州Stonemeadeで結成された4人組の唯一の作品。プレイは安定してますし、プロダクションもクリアなほうで、実際聴きやすいサウンド。ソロはメロディを意識しながら結構弾きまくってますし、WHIPLASHっぽいヴォーカルにも文句はありませんが、スネアが表に入るパターンが多いですし、曲が一本調子かつ大したことないので、テンションがキープしません。当時のスラッシュシーンの熱さを、体感出来るサウンドではあります。


NECROVORE

Divus De Mortuus Necrography (2008)

86年にテキサスで結成された彼らは、POSSESSEDと同じくデスメタルのルーツとして、当時のアンダーグラウンドでは絶大な人気がありましたが、「Divus De Mortuus (1987)デモが唯一のリリース音源。後、NRRのコンピ「Satan's Revenge 2」に"Slaughtered Remains"で参加、もしくはパッチ、Tシャツが流通しているので、ロゴでご存知の方もいると思います。上述の「Divus De Mortuus (1987)デモに、87年のテキサスのライヴ、インタビューをプラスしたコンピレーション、approx39分。NRRリリースのバンドみたいなカルト臭も濃厚ですが、ルーツといわれているだけあって本物の臭いがしますし、プロダクションはチープですが、サウンドは超へヴィ!!テキサスらしい馬力、Voを中心にevilな雰囲気も壮絶ですし、実際いいリフをしっかりと書いています。グチャグチャでカオスな内容は、当時の南米、アジア勢にも匹敵しますし、個人的には満点なアルバム!!正直好き嫌いの別れるサウンドですが、このレビューに納得いただける方はマストです。 



NUM SKULL

Ritually Abused (1988)

1985年にイリノイで結成された5人組の1stフルレンス。RECIPIENTS OF DEATHINCUBUSを足して割り、よりevilにした感じのグループ。刻みのクリアーなリフはいいもの多いですし、テンポもかなり速く、アグレッションも満点。狂ったVoも実にクールですし、シンプルなドラミングを中心にプレイもタイト。ダークかつ密教的な雰囲気も○。

後にデスメタルバンドに変化。


NUNSLAUGHTER

Demonslaughter (2009)

2CDコンピレーション。ディスク1には「Ritual Of Darkness (1987), The Rotting Christ (1989), Impale The Soul Of Christ On The Inverted Cross Of Death (1991), The Guts Of Christ (1993), Face Of Evil (1995), Evil Speaks (1998)、ディスク2にはリハやアウトティク、NUNSLAUGHTERの前身バンドDEATH SENTENCEの唯一のデモ「Death Is The Only Way (1985)を収録!!!特に初期の音源はファズりすぎなギター、奇怪なevil Vo、東南アジアのバンドのようなカオスなドラミング、というraw as hellな内容!!!


ORDER FROM CHAOS

Imperium - The Apocalyptic Visions (?)

カンサスで87年に結成されたトリオのコンピで、88年の2ndデモ「Inhumanities」、88年のリハ8曲、94年のライヴ3曲を収録。1stフルレンス「Stillbirth Machine」が、かのWRRからリリースされていたので、気になっていたバンド。で、WRRからリリースされたのも十分納得なポンコツサウンド。滅茶苦茶なソロや、チープなプロダクションはともかく、ヴォーカルを中心に超ダーティ+プレイも当然ラフ。速い曲はあまりないですが、通して聴けるあたりは曲作りのセンスのよさを感じますし、個性も強烈+スラッシュ色が強いので、WRRフリークならずともチェックしてみては?94年のライヴも〇。

Pete Helmkamp (Ba & Vo)は後にANGELCORPSEを結成。p


PAPSMEAR

Music To Kill By (2008)

85年にラスベガスで結成された5人組。CDには2本のデモ「Fear& Loathing In Las Vegas (1986), Lunch With The PMRC (1987)と、86年のライヴ9曲、88年のライヴ8曲、DVDには86年の3ヴェニューでのライヴ、リハを収録したCDDVD2ディスク仕様。NRRの「Speed Metal Hell 3」コンピに収録されていたことで、ご存知の方もいると思います。コンピでは"Die Killing"でトップを飾っていましたが、その名盤コンピの中で一番好きなバンドでした。特に「Fear~」デモは1stの頃のEXODUSを彷彿とさせるkillerなサウンドで、アグレッシヴかつプリミティヴ!!"Die Killing"なんてギターを耳コピしたくなるほどの出来/ナンバーです。ラフなドラミングもしっかりノセてくれますし、適度にダーティなVoも○、ということでバンドとしてのバランスも凄くいいと思います。Kelly Kingがリハに参加した!!という噂もうなずけるほどの、the most underrated band!!!


PHANTASM (LA)

Wreckage (2001)

HIRAXKaton W. Depenaと元METALLICAのベース、Ron McGovneyが中心となり、1985年にLAで結成された彼らの、デモとライブ音源のカップリング。デモにはあのGene Hoglanが参加、またデモには参加してませんが、SUICIDAL TENDENCIESRockie Georgeもオリジナルメンバーとのこと。初期スラッシュまんまな勢いは○ですし、Geneのおかげで当然プレイはタイトかつスピーディーですが、普通な曲が多いです。KatonのヴォーカルもHIRAXほどキレがないし。臨場感抜群なライヴMC、"Blown To Oblivion", "Depression"は○。


PHANTOM CREW

Thrashing Spree (2005)

89年にピッツバーグで結成された5人組のコンピで、「Phantom Crew(1989), Phantom Crew Ⅱ」 (1991), No Compromise(1994)の各デモに、EPA Visit From The Sewage Fairies(1997)から1曲、1stフルレンス「A Visit From The Sewage Fairies(2000)から2曲、ベストの「Still The Evil Stands(2004)から1曲プラス。リフ、ソロともにベイエリアの影響が強いタイプ。ミドルが多いので勢いに欠けますが、普通に質は高いマトモなサウンド。中途半端に吐捨るヴォーカルもイマイチですが、スピードナンバーは格好よし。


PIRANHA

Big Fuckin' Teeth (?)

87年に結成された彼らの1stデモ「1988 Demo」を収録した2曲入りEP。このデモのラインナップはPaul Baloff (Vo), Al Voltage (Gr) (SPASTIK CHILDREN, LAUGHING DEAD), Ron Shipes (Gr) (TWO BIT THIEF), Eric Wong (Ba) (LAUGHING DEAD, HEATHEN), Fred Cotton (Dr) (SPASTIK CHILDREN)Baloffには当然EXODUSのスタイルを期待しましたが、こちらはミドル中心の作りで以外や以外。ただミドルにしては迫力はかなりのものですし、ギターのフレーズにも個性を感じます。Baloffもバックにあわせたのか、ちょっとオシャレになっちゃってますが、こちらのアーバンなスタイルも悪くないかも。さすがにBaloff信者にはオススメ出来ませんが、他のベイエリア連中とはちょっと違っててユニークなグループ。ちなみJames Hetfieldがプロデュース。



PRIMAL SCREAM

Volume One (1987)

CARNIVOREのギター、Keith Alexander率いるNYはブルックリン出身のトリオ(1988年に結成)の1st。クリアかつソリッドに刻むギターはやっぱりCARNIVOREっぽいですが、野太い声質でワイルドに歌うヴォーカル(ドラムを兼任)は、Peter Steeleよりも聴きやすかったりします。速い曲は少ないですが、へヴィにストイックに攻めるスタイルは、基本もしっかりしている分貫禄あり。特にこれといったナンバーはないですし、やはりというかCARNIVOREよりは落ちますが、このバンドにもNYらしいヘヴィさが満載です。


PSYCHOPATH

Making The Transition (1991)

90年にセントルイスで結成されたトリオの1stフルレンス。ヴォーカルやリフのラインはちょっとだけデスメタルっぽいですが、基本は展開を多用したスラッシュで、プログレッシヴな雰囲気もあったりします。プレイも安定しており、特にドラマーはあのGal Samuelsonを彷彿とさせるジャズっぽいシンバルパターンが印象的かつユニーク。速い曲は少ないので、テンションは落ち着いてますが、曲のアィディアも豊富なのでチェックしてみてはどうですか。


PSYCHOSIS

Lifeforce (1992)

89年にLAで結成された4人組の1stフルレンス。プロダクションはいいですし、プレイもかなりタイト+曲作りも上手い、というマトモなタイプ。カリフォルニアというよりは、ほとんどベイエリアなサウンドですが、ヴォーカルのせいもあってダメになっていったTESTAMENTを彷彿とさせます。ま、こういった荘厳な雰囲気は彼らには出せませんでしたし、インテレクチュアルかつプログレッシヴな部分もあるので、失速してしまった彼らよりは全然マシですね。③がオススメ。